- 洋服のタグは切る
- 強い匂いのする洗剤、化粧品を避ける
- 喫煙所の近くは息を止めて歩く
- 日差しを避けるためサングラスや日傘を使う
- カフェイン摂取を控える
- 悲しいニュースを見ないようにする
- いつもお菓子を持ち歩く
- 一人の時間をつくる
- 予定を詰め込まないようにする
- ノートを書く
これらは普段私がしていることの一例です。誰でもひとつくらいはやっていそうな、決して特別なことではないと思います。
洋服のタグは切る
肌着などの直接肌に触れるものはなるべくタグを切ります。首の後ろや脇腹のあたりに付いている洗濯表示です。返品できなくなるので不良品かどうかのチェックをしてからハサミでカットしています。
洗濯用の表示は購入するときに自宅の洗濯機で洗えるものを選ぶようにしているので気にしていません。肌着は肌触りのいい綿やシルクのものにしています。学生時代はシルクの肌着なんて買えませんでしたし、その発想もありませんでした。
洗濯して干すときに使うハンガーループという紐は場合によって残します。気になる場合は切りますが、以前失敗して服に穴を開けてしまったことがあります。タグ以上にしっかり服に縫い付けられているため、取り除くのは思っているより手間がかかります。
強い匂いのする洗剤、化粧品を避ける
HSPは味覚や匂いにも敏感です。「香害」という言葉を最近耳にするようになりました。無香タイプの商品を選んで購入したり、微香性のものを使うようにしています。香水は持っていますが、高確率で気分が悪くなるために使えずにいます。洗顔料の臭いにむせて息を止めながら顔を洗っていたときに、これこそ無駄な努力だと思いました。
味覚に関しては薄味が好みという程度です。食べ物の好き嫌いはほとんどありません。ですが特定の香料が入ったガムやフレーバーティーのようなものは苦手です。匂いや味覚は人それぞれ好みがあるので、これらは苦手だと公表してしまうと楽です。
私は周囲の人にHSPであることを言っていません。ただちょっとこだわりの強い人だと思われているかもしれませんが、そう思ってもらえると何かと楽になります。中学生や高校生のときは学校という環境が全てだったからです。小学生くらいのときはもっと正直に、「変な味がする!」とか「臭い匂いがする!」と言ってました。 場の雰囲気や相手の気持ちを考えて、あえて伝えず我慢したこともあります。しかしこれは誰のためにもなっていないんだと気づきました。
喫煙所の近くは息を止めて歩く
歩きタバコをしている人がいたら走ったり早歩きで追い抜いたりします。追い抜くまで頑張って息を止めるようにします。そういう場合はゲーム感覚、健康のためのダイエット感覚でするようにしています。よく知っている地域では、喫煙所の場所も知っており、その近くはそもそも通らないようにしています。
非HSPでもタバコの臭いだけは無理!という人もいるはずです。臭いを避けるために努力するのはHSPだけではないと思っています。今はだんだんと規制されているので歩きタバコに悩まされることも減り、助かっています。
今ほど喫煙者の肩身が狭くなかったころは、タバコの臭いがするのはごくありふたことだったでしょう。排気ガスの臭いだってもっとひどかったはずです。将来、柔軟剤についても規制される日が来ないとも限りません。そして心の中でこっそりと、そんな日がくればいいのにと思っています。