HSPであることを人に伝えたほうがいい?人間関係に悩んだとき考えたいこと

HSP

HSPは意外と身近にいる

私は自分がHSPだと思っています。ですがそれは病気でも、科学的な説明のつく症状があるわけでもありません。あくまでもHSPの特徴にことごとく当てはまっているというだけです。

HSPは5人に1人くらいの割合でいるといわれています。なので、私は自分の身近な人の中にも、HSPの人はいると考えています。「5人に1人」というのもはっきりとは言いきれませんが、2割くらいの人がHSPだとすると、私はとても多いなと感じました。

学生時代に図書館にいるのが好きだった人は、騒がしい教室が苦手なHSPだったかもしれません。電車の中では目を瞑ってイヤホンで音楽を聞くようにしている人も、もしかするとHSPで、周りの雑音で疲れてしまうからそうしているのかもしれません。

普段何気なく目にしていた街を歩く人々の中に、私と同じような悩みを持つ人が2割もいるのだと思うとなんだか安心します。家族や友人の中にも、この人はHSPかもしれないと思える人がいます。そんなときは、HSPというのを知っているのかな?知らなかったら教えたい…という気持ちになります。

私自身は、HSPを知って気持ちがすっとラクになったのですが、他の人が同じようにラクになるかはわかりません。そもそもHSPでない人だった場合は特に何も感じない可能性があるでしょう。

HSPについて理解してもらおうと思わないほうがいい

相手の考えを変えようとするよりも、自分の考えや行動を変えるほうが簡単です。他人に何かをしてもらおうとか、他人任せにすることはオススメできません。HSC、HSPであることで、周りの人が態度を変える必要はないと考えています。

HSCのように、成長過程の子どもには配慮がある方がいい場面もあるでしょう。それでも、本人の考え方や行動で対処できるようになることが一番いい方法だと思います。特に、HSCにとっては家族との関わりが大部分を占めるので、親が理解をしていることが重要でしょう。

私はこれまで1人だけ友人にHSPの話をしましたが、そのとき相手に理解してもらうのは難しいことだと思いました。そもそもHSPの定義や基準が曖昧な部分があります。大抵は動機があってHSPについて知ろうとします。HSCの親が、我が子のためにHSCについて調べる積極性を友人に求めることはできません。

親しい相手であっても、自分がHSPであることを伝えることは必ずしもプラスではないと考えています。私が実際に感じたことは、事あるごとに考え方や行動の原因をHSPと結び付けられても困るということです。HSPだからといって、全てのことがHSPという特性に起因しているわけではないと考えています。どんなことでも「HSPだから」という理由で説明できることばかりではありません。

大切なことは、自分自身が理解していることだと思っています。理解してほしいと思った相手に伝えることは自由ですが、人に対して望むことは最小限にとどめて、自分でできることをすべきです。

人間関係に悩んだときに考えたいこと

会社員として働いていたとき、人間関係でとても苦労した時期がありました。ただ、その問題はHSPとはあまり関係のない要因が大きかったと思います。繊細でなくても、敏感な人でなくても、人間関係の悩みというのは多いです。どんな性格の人でも、人間関係で困ったことのない人はいないと思います。学校生活や社会人になってからの生活で、HSPではない多数の人々も大なり小なり悩んでいる問題でしょう。

私が人間関係で悩んだときは、とにかく人と距離を置くようにしています。なぜなら、その問題のことばかり考えてしまい、客観的な考え方ができなくなってしますからです。落ち着いて考えれば分かることでも、わからなくなっている状態ではどうしたってよい考えは浮かびません。落ち着くために、頭を一度整理する必要があり、1人の時間を作るようにしています。

「1人の時間を作る」という方法の代わりになるものはなかなかないでしょう。人の意見を聞くことも大事ですが、まず自分の気持ちに正直になることが必要です。疲れたときには休むことを優先したほうがいいです。疲れた頭ではろくな考えがでてきません。睡眠不足のときはとにかく寝ないと頭が正常にはたらきません。どんどんマイナス思考に陥ってしまうことになりかねません。

HSPの場合、人の顔色をうかがいすぎてしまったり、察しがいいために負の感情を人一倍受け取ってしまうことがあります。そういうときに、見なかったとことにするのではなく、別の解釈を探して、自分ではどうすることもできないことだと理解しましょう。私の力では「どうにもできないこと」に悩んでも、解決できません。それを理解して、自分にできることを探しましょう。その場を離れるとか、深呼吸して別のことに集中するといったことです。

人間関係に悩んだとき、考えたいことは「自分がどうしたいか」だと思います。関係を良くしたいのか、関わりたくないのかを考えて行動することをおすすめします。どうしても関わらなければならない人というのはごく一部です。たとえ親子であっても、努力次第で疎遠にすることはできます。職場の上司なら、転職を考えてもいいでしょう。自分の心の健康を害してまで、お付き合いする必要がある人なんていません。

自分がHSPだと思っても誰かに伝える必要はない

親しい友人にHSPだと伝える必要はあるでしょうか。それを話したら友人は態度を変えたりするでしょうか。私はそんなことはないだろうと思います。本当に親しい人であれば、繊細なあなたの人柄をすでに理解しているでしょう。細かいことを気にする性格だとわかったうえで、付き合ってくれているのではないでしょうか。

特に親しくもない知り合いに説明したとして、きちんと理解してもらえるとは思えません。相手がどんな考え方や受け取り方をするかわからない状態では、こちらが伝えたいことがそのまま伝わるとは限りません。

ただ、HSPかもしれない人がいたときに、その人に対して話題をふるのはいいかもしれません。もしかすると、似たような悩みをもっていて意気投合できるかもしれません。

これがHSCであれば話が違ってきます。HSCにとってすぐに大きな声をだす教師や、乱暴なことをするクラスメイトの存在は恐怖を感じるものです。特に先生から注意を受けた場合、それが絶対的なことのように感じて萎縮する可能性があります。

私が10歳頃のとき、教師に母親が書いた手紙を見せたところ、内容がうまく伝わらなかったようで、私が怒られたことがありました。まず、母親の手紙の内容をよく知らない私が怒られたことがショックでした。反論もできませんし、教師が何を言っているかも理解できません。なぜ怒られたのかわからず、家に帰ってからも母親に何も言えませんでした。それ以来、学校の先生という存在が苦手に感じるようになりました。

それから私がとった行動は、とにかく先生という存在と関わらないようになりました。問題行動や目にとまるような行動をしないように気をつけて過ごすようになりました。先生とは目を合わせないようにしたり、話しているときは口元を見るように心がけていました。質問も先生にはせず、友達にするようになりました。

自分の行動を変えることで、どんな先生であってもうまく対処できるようになりました。先生と関わらないようにするという解決策は私にとってはよい方法でしたが、そんなことをせずに済めば一番だと思います。HSCに対しては大人ができる配慮がたくさんあります。それは人として基本的なことで、難しいことではないでしょう。大声で怒鳴って注意するのではなく、落ち着いて説明するように気をつけるなど、知っていればできることがあります。

もしも子どもがHSCであれば、知り合いや関わりのある人には、対応も含めて説明しておくといいかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました