ハイリーセンシティブパーソンを知って心の中のモヤモヤが消えた

一人遊びが得意な子、マイペースでわがままな子

学校では友達がいましたが、一人で遊ぶのも得意な方だったと思います。加えて、私が面白いと思った遊び（たとえばアルゴという知育ゲーム）を、同じように面白いと言ってくれる人が周りにいませんでした。そのため、一人で黙々とトランプ遊びをしたり、テトリスにハマった時期がありました。よく言えばマイペースな子という表現でしたが、一人で好きな遊びだけをして、周りの子に合わせないのはわがままという言い方もされました。

小学校時代、突然大きな声を発する男子生徒にはすごくびっくりしたし、男性女性にかかわらず、怒っている先生を見るのが嫌でした。自分が怒鳴られている気分になり、苦しい気持ちになるからです。（そんなことは当然で、誰もがそうだと思っていました。）それはもちろん今でも同じように苦手なことです。男性教師の怒鳴り声や、女性教師の厳しい言い回しが苦手だったんですが、あるとき他の子はそうでないと気づきました。私が嫌だなと思う気持ちは人より１０倍かそれよりもっと大きいなと感じました。

何がなんでもきゅうりを残す、野菜嫌いなクラスメイトに、おいしいから食べなよという話をしたときのことです。「何をしてでも食べたくない物がきゅうりなんだ」と、そのくらい大嫌いなんだと力説してました。子供ながらにそこまできゅうりが嫌いだったのか…それなら仕方ないなと思いました。私も野菜は苦手でした。それでも、その子は私の１００倍くらい野菜が苦手だと気がついてから、苦手なことはひとそれぞれなんだとわかりました。そして主張しない限り気がついてもらえないと知りました。