子どもがHSCかもしれないと思ったら知っておいてほしい3つのこと

HSP
スポンサードリンク

人より少し繊細な子、病気でもなく治すものでもない

HSCという概念を知ってから、私は気持ちが楽になりました。私はHSCだったんだと気づいて、大人になって今はHSPだなと思っています。病気ではなくてよかったという安心感というよりは、自分と同じことに悩む人がいて、私一人ではないんだという安心感です。なにかのグループに属する安心感に似ているかもしれません。

私自身、アスペルガーやADHD、発達障害じゃないかと疑った時期もありました。大学へ進んで心理学を学び、毒親やアダルトチルドレンという言葉についても調べてみました。どれも1つか2つ当てはまる点を見出す事はできても、どれもしっくりきませんでした。

エレイン・N・アーロン博士によれば5人に1人が、生まれつき「ひといちばい敏感な子」(Highly Sensitive Child=HSC)だそうです。そう考えると周りに同じような子どもがたくさんいるように思えます。生まれ持った気質を変えようとするのではなく、受け入れて向き合うことが大事です。

親ならば子どもに対してこうなってほしいという願望があるかもしれません。子どもなら元気に外で遊ぶべきとか、たくさん友だちをつくってほしいとか、何かしら理想やイメージを持つでしょう。でも子どもが思ったとおりに育つわけではありませんし、HSCは治すものではありません。その子の気質を理解して向き合っていくことで子どもの成長をよりいっそう促せるものです。