子どもがHSCかもしれないと思ったら知っておいてほしい3つのこと | ページ 3 | ライフ論

子どもがHSCかもしれないと思ったら知っておいてほしい3つのこと

ハイリーセンシティブチャイルドHSP
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言葉で気持ちを表現すること、伝えること

HSCは表情や仕草から怒っているとか喜んでいることを察します。怒っている理由を言葉で伝えないと、いつまでも怒っている理由を考えてしまいます。本当は怒っているのではなく、仕事で疲れているだけだと伝えれば不安も多少は減るはずです。テストの結果が悪くてがっかりした親の顔を、子どもはよく見ています。そして自分が親をがっかりさせるようなことをしたと感じます。

私が子供の時、お手伝いで初めてお皿を洗ったことがありました。ところが私がお皿を割ったことで、父と母が喧嘩をしてしまいました。この時私は自分のせいで喧嘩になったことへの罪悪感でいっぱいでした。自分がお手伝いなんて申し出なければよかったと後悔し、母のため息から失望を感じて不安になりました。

お皿を割ったとき、親が大声を出したのは割れたお皿で子どもが怪我をすることを恐れたからです。親としては心配して焦っただけだったとしても、子どもは親に失敗を責められていると思います。迷惑をかけてしまったことでHSC自身、自分を責める気持ちになります。そこで親がフォローできるのは「お皿が割れたけど、あなに怪我がなくてよかった」と気持ちを伝えることです。「怒っているんじゃなくて私もびっくりしたんだ」と子どもの気持ちに寄り添うことが必要です。お皿を割ってしまって驚いたの子どもも同じです。

言葉で表現しなければ気持ちは伝わらないものです。HSCが親の表情や仕草からあれこれ気持ちを読み取ってしまうよりも、誤解のないように伝えるほうが間違いがありません。子どもだからといって適当な言葉でなく、丁寧に説明したほうがいいでしょう。子どもにとって親というのは絶対的な存在です。「あなたのことを愛しているよ。大丈夫だよ。」と言われれば、「私は愛されているんだ。大丈夫なんだ。」と受け止められます。 感謝の気持ちや愛情を伝えることばであれば、毎日でもいいくらい何度でも繰り返し言ってあげましょう。

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