1.周りの車を気にしすぎて運転に集中できない
自分の運転する車、一台だけが道路を走っているだけならそこまで苦手に感じません。
歩行者や他の車がいるからこそ神経を使うものです。
運転免許証を取るときの性格判断にもあった気がしますが、他人の目が気になってしまいます。
対向車が大型車のとき、中央線によりすぎていないか?
車間距離を詰めすぎ?
ウィンカー出すのが早い?遅い?などなど・・・
今の運転、後続車は大丈夫かな?
そんなふうにいちいち気にして疲れます。
安全第一で運転しているとき、急いでいる後続車が後ろに詰めてきたりします。
(制限速度50km/時の道路をその速度で走っている車は遅いと思われている前提です…)
後ろの車が後ろにピッタリとつけて追い越そうとしているとこちらも気を張ってしまいます。
これは下手に速度を上げても落としてもいけない…(汗)
対向車がいなければすぐ追い越されて一安心。
しかし、なかなか対向車が途切れないと、ずっと後ろをピッタリ走り続けます。
そういうときはなんだか落ち着かないし、心臓に悪いです。
せっかちな人は前に遅い車がいるとイライラしてストレスがたまるかもしれませんが…。
その逆もあるんですよ…車の後ろで急かされるのもストレス。
ちなみに運転が不得意な場合、左に寄せて一時停止するのも一苦労です。
5分も走行すれば別の道へ曲がるというのに・・・。
停止に必要なスペースを見つけて、そこへ停止するのにもある程度距離が必要です。
車は急に止まれません。
制限速度で走る車に出くわすたびに追い越したとして、
いったいどれだけ到着時間が早まるのやら。
前方に大型車両があると前が見えないのでより一層緊張します。
普段より車間距離をとって、あえて信号に捕まったら間に違う車が入るかも…
そんな器用なことはできませんが。
運転に集中できないのか、集中しすぎて他車が気になるのか。
前を走る車がフラフラしていたら不安になるし、
速度が速すぎてあっという間に追い越していく車も心配になります。
2.常に状況が違うor変化に対応しなくてはいけない
毎日の通勤で同じ道路を走っていても、全く同じ状況ということはありません。
前後を走る車、
その日の天候、
歩行者の有無、
道路工事や駐停車している車、
事前にわかっている工事や、天気予報で予測できる場合はまだましですが、
とにかく、予期せぬことが多すぎます。
これまで徒歩と電車が主な交通手段でした。
ずっとそういう地域に暮らしていれば車の運転が苦手でも問題ないのですが。
車の運転になれるまであと数年はかかりそうです。
初めて行く場所の場合はグーグルマップを駆使して、ルートをチェックします。
しかし、実際に初めて通る道路はとても神経を使います。
地域によっては路面電車が走っていたり、
時差式信号やら押しボタン式信号やら、
初めて見る看板も存在します。
教習所のテキストでしか見たことがない標識もあります。
10年前に習ったきりの標識なんて思い出せるでしょうか…。
運転中に見てすぐ標識の意味を思い出せる自信がありあません(汗)
動物飛び出し注意の看板を見つけたら、いつ飛び出して来るかわからない動物に怯えながら運転することになります。
というか、注意していても避けられるものなのか…
速度を落として進むくらいしかないような?
冬は見通しの良かった道路でも、
夏は草木が生い茂って信号が見えにくかったりします。
日没の時間が早くなると、西日が指す時間帯とかぶって運転しにくいことも。
予想できない出来事が次々とやってくる運転は疲弊します。
路上に落下物があると本当にヒヤヒヤします。
どんなに速度を落としても、避けきれずにタイヤで踏んでしまうこともあります。
人通りや自転車が多い地域は一時停止や目視確認でそわそわします。
交通量が多い道路はバイクや路上駐車の有無が気になります。
路線バスを追い越さなくてはいけないシチュエーションは冷や汗がでます。
かといって路線バスとともに停車し続けるのこともできません。
毎日通る道路は信号のタイミングを完全に覚えています。
工場に出入りするトラックもある程度把握しています。
登下校の時間帯も知っていますし、配達のトラックが来る時間帯、
デイケアの車両が停車している場所も覚えています。
可能な範囲で予測できることはなるべく頭に入れてあります。
そんなことをあれこれ考えながら運転していると、とても疲れます。
3.音や光の刺激が強い
運転中は普段の移動速度の何倍もあります。
徒歩とちがって聴覚と視覚の情報量に脳が疲れます。
車の運転はとにかく目が疲れるといいます。
明け方の日差しも、夏のギラギラ照りつける太陽もきついです。
西日はもちろん危険。
夜間の運転は言わずもがな。
ヘッドライトもテールランプも目がちかちかします。
ハイビームじゃなくても眩しく感じる場面は多々あります。
複雑な信号機は点滅か点灯かよく見る必要もあります。
歩行者は反射板がなかったら怖いです。
反射板をつけていても、常に気になって怖いです。
エンジン音がうるさくても、静かすぎても怖いです。
動いているのにほとんど音がしない車…怖すぎる。
サイレンやクラクションが聞こえると何があったのかと不安になります。
クラクションは挨拶の意味合いで鳴らしていたとしてもびっくりします。
大きなトラックとすれ違うときの大きな音も心臓がドキドキします。
そんなことなら車を運転しないほうがいいのでは?
私は免許を取得して以降も、なるべく車を運転しないようにしてきました。
が、車がなくては生活できない地域のほうが多いんですよね。
生活の足として、必要不可欠だなと思うことも多いです。
買い物に行くにも、病院に行くにも、市役所や投票へ行くのにも車がないととても不便。
日が沈んでからの運転は避けています。
天候が悪い日もなるべく運転しません。
それでも運転を避けられないときもあります。
安全運転で、一度も事故を起こしたことがなくても、
「怖いなー」「運転したくないな」という気持ちがハンドルを握ります。
運転が好きな人がいるように、嫌いな人もいます。
私は運転が苦手で、車が嫌いな人間です。
車でしか行けない場所は新しい刺激もたくさんあり、
運転中も目的地についてからも情報量や刺激の多さに気づけば疲れています。
車社会で生きていると、余計に運転が不得意な自分を駄目なやつだと感じます。
周りは毎日普通に運転しているのに、自分は嫌だ嫌だと思っている。
運転を避けていると、逃げているようで後ろめたくなります。
徒歩と電車だけで生活できる都市部に住むほうが合っているのでしょう。
そう考えて都市部に住む人もいるんだろうなと思う今日このごろです。